2022.03.20 不動産関係

貸工場の稼働時間には制限がある?24時間稼働工場で配慮すべき点は?

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貸工場を検討するときは、稼働時間の制限についても事前に確認しておく必要があります。

貸工場はエリアによっては、24時間稼働できないこともあるためです。

今回は、貸工場をお探しの方に向けて、工場の稼働時間の制限や工場を24時間稼働する場合に配慮すべき点についてご紹介します。

貸工場の稼働時間の制限とは?なぜ制限が設けられている?

工場の騒音は、周辺の住民の生活環境を守るために騒音規制法によって規制されています。

そのため貸工場は立地エリアによっては、稼働時間に制限が設けられていることがあります。

騒音規制は自治体ごとに、朝・昼間・夜間の時間帯別に定められています。

具体的な騒音の数値は工場のある自治体によって異なりますが、基本的に住宅地や市街地がもっとも厳しく、工場が集まっている工場地域は緩くなっていることがほとんどです。

騒音規制が厳しいエリアは、夜間は工場の稼働だけでなく自動車騒音についても規制されています。

トラックは走行音自体が響きやすいので、夜間は荷物の出し入れにも注意が必要です。

そのため3交代勤務などで24時間稼働できる工場を探しているのであれば、工場地域や工場専用地域を中心に検討してみるのがおすすめです。

しかし、騒音を気にせず24時間稼働できる貸工場は人気が高いので、物件探しに時間がかかることが多い傾向にあります。

貸工場の稼働時間の制限はある?24時間稼働で配慮すべき点

一般的な会社は昼稼働して夜間は止まっていますが、工場は昼夜問わず24時間稼働していることもあります。
工場を24時間稼働させることにより、大量生産が可能になります。

工場を機械化や自動化をしている場合も、ストップさせずに稼働させ続けることにより無駄を省き、コストカットや生産性向上につながります。

一般的に24時間稼働させる工場では、従業員がシフトを組んで8時間ごとにローテーションを組んで勤務する、3交代勤務が多く採用されています。

しかし生活リズムが不規則になりやすい3交代勤務は、従業員の労働環境や健康状態への配慮が必要です。

労働環境を整えるためには、給湯室やシャワールーム、仮眠室などが設置されている工場がおすすめです。

泊まり込みの仕事の場合では、シャワールームや仮眠室があるだけでスタッフの満足度を上げやすく、人材確保にもつながります。

さいごに

今回は、貸工場をお探しの方に向けて、工場の稼働時間の制限や工場を24時間稼働する場合に配慮すべき点についてご紹介しました。

工場は立地エリアによっては稼働時間に制限があり、トラックなどの出入りに関しても周辺の住民への配慮が必要になります。

24時間稼働を前提として貸工場を探すのであれば、周辺の騒音規制やシャワールームなどの工場の設備についても確認が必要です。

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